世界の電車!ヨーロッパ編「オリエント急行」その4
夜になるとソファーが寝台に早変わりする。
食堂車やバー・カーもまた贅沢な造りで、優雅な雰囲気をいやがうえにも盛り上げる。
再現されたのはもちろん車両だけではない。
スチュワード、食堂車のウェイターをはじめとする乗務員のコスチューム、これらの乗務員によるサービスなども往時の様式を踏襲するという念の入れようで、牽引機が蒸気機関車ではないことを除けば、ほぼ完壁に1920年代の「オリエント急行」を蘇らせたという。かつての「オリエント急行」と違いがあるとすれば、そのルートであろう。
オリエントへの入口、つまりトルコのイスタンブールへ向かうのが正規のルートであったが現在のぞ些はヨーロッパ内だけしか走らない。
これは、ヨーロッパ屈指の美しい景観をゆったり観賞してもらおうという意図からである。